吉野家、すき屋、松屋の牛丼チェーン店の大手3社が、売上高の伸び悩みで苦し
んでいる。安さを武器に外食産業に1大ブームを巻き起こしたこの3社が、単価の
安さに苦しめられているのだ。かつて「デフレの申し子」と呼ばれながらも、安さに
こだわり顧客を増やしていった煽りが今に至っている。
特に最近では、安さを売りにしている商品は幅広く存在し、首の占め合いをして
いるのが現状だろう。
現在の顧客ニーズは、「高くても質の良いもの」か「価格帯の安いもの」に両極化
しているため、どの業界を見ても価格崩壊が進んでいる。この現象は、各社の経
費削減意識を高め、結果として経費の大半を占める人件費の削減に繋がってし
まう。そして現在の日本経済は、国民の生活はより厳しいものとなり、より安いも
のを求めていくと言う負のスパイラルにハマっているのだ。
暴利での販売が良いというわけではないが、製造業界、小売業界には特に適正
価格という物を、もう今一度しっかりと見直して貰いたいものである。
今回ニュースに上がっている3社が、今後どのような動向を見せるかによっては、
これから多くの日本企業に多大な影響を与えるのでは無いかと思っている。
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